9年ぶりのナイトメア
11/9 Zepp Nagoya
2016年内に活動休止を発表したナイトメアのライブを観に行きました。
奇しくもナイトメアを見た最後のライブは、同じ会場で行われた9年前の「the WORLD RULER」ツアーぶり。
(えらいチケ値上がりしたな…)
このころ私は高校生。
地元のマイナーバンドに通う悦びを知ってしまい、有名どころはまぁいっか〜ってなってたことから、少しずつナイトメアさんから遠ざかっていた頃でした。
そんな時、このルーラーツアーに行って、忘れもしないVaruna咲人コスをしたクソアマにイチャモンつけられてまぁええわってなって途中で出たのが最後。笑
ナイトメアにいやなイメージをもったまま暫く行っていませんでした。
そして今回どういう風の吹き回しか。
やっぱり「活動休止」。そう言われると見たくなるのが本能ですよ。
普段通ってる人だとしたらニワカうぜーだと思うけど。
このライブ参戦において、失礼のないように私の知らないナイトメアの音源を全て手に入れ、覚えてからにしようと決めていました。
とは言えアルバムはanimaから買っていないというニワカっぷり。
久しぶりに彼らの曲を聞き、衝撃。
黄泉の声がだいぶ千葉さん。
うーんびっくり。
今回黄泉の機能性発声障害による活動休止。
声が出ないってことはわかってたけど、あそこまで癖のある黄泉の歌い方が癖がなくなってることに驚き。ウチの旦那でさえも「これナイトメア…?」ってなるくらい。
9月にあった仙台貨物ツアーでは、多少の声のかすれはあったもののそこまで気にならなかったことから、やっぱりナイトメア黄泉として歌うことがかなり負担になってるんだなと。
だけども私の好きだったナイトメアは、年数を経ていてもあの頃のナイトメアのままでした。
そして当日。
予習してきたとは言えあまりに新曲ばかりだったらどうしよう…と、セトリネタバレを見てはいました。
すると私のやってほしい曲TOP3のうちの2曲が入っているではありませんか!
セトリは変わる可能性があるけど、わくわくしながら会場へ。
景気づけに生ビールを飲みながら逆最前下手へ。柵とアルコールないとしぬ。1人だし。
隣に綺麗なバンギャっぽくないお姉さんがいて、感じよく会釈してくれた。いい人っぽい。と思っていたら、「暴れる人ですか?」と話しかけてくれました。
私「いやー、9年ぶりなので、リハビリがてら後ろに…」
姉「9年ぶり!私も名古屋は9年ぶりです!」
私「マジですか!」
こんなこともあるもんだねぇ。
お姉さんは東北の方から来てるみたいで、どうやら同時期に通っていた様子。
やっぱり同じ時代に同じバンドが好きだった人とは盛り上がる盛り上がる。
開演までお姉さんと盛り上がってあっという間に始まりました。
そして本編。
Awakening.からはじまり、この曲の歌詞を一文字一文字噛みしめる。
涙がじわり。ニワカなのに。笑
そのまま盛り上がる曲、懐かしのあの曲、不思議とフリは覚えてるもんで、まー楽しい。
そうだ、ナイトメアのライブはこんなにも単純に楽しいライブだったんだ。とハッとさせられました。
曲がいい。歌詞がいい。楽しい。
そして何より咲人さんが美しい…!!
心配していた黄泉の声は、やっぱりかすれて出ない場面が多々。
落羽とか、カスカスになってて泣きそうになりました。
でもお姉さん曰く、春ツアーの時はもっと声が出てなかったみたいで、これでもだいぶよくなったみたいでなんだかかなり辛くなりました。
きっと地獄のような日々を過ごしてたんだろうなと。
だけどもMCは相変わらずで、黄泉ののっとざちん○を頂けたので良しとします。咲人さんの苦笑顔すき。
私の好きなバンドとかアーティストって、共通してるのは「メンバー間の仲がいいこと」かも知れない。
メアはMC中もライブ中も皆んなが楽しそうで見てるこっちもほっこりする。
そしてMC空け、にーやのウッドベースと咲人のアコギで心の中で「キタキタキター!!!!」状態。
うん、トラヴェル。
私がメアで最初に聞いたアルバム「リヴィド」の話は過去の記事でしてるんだけど、その中でも1番好きな曲。
できれば活休前に聞きたいなって思って、珍しく黄泉のインスタにコメントしたりしてた。
まさか本当に聞けるとはなぁ。泣きました。
そしてまさかのダブルアンコールがあり、ラストはstar[K]night
この曲、やってほしい曲のうちのもうひとつ。きた…。
ここでまた号泣。
そしてライブ本編終了。
2時間40分という長丁場でしたが、本当に胸いっぱいでしばらく興奮が冷めませんでした。
メンバーがはけるとき、特に柩は深く深く長い間お辞儀してて、その姿にも涙が溢れました。
まるでPerfumeのそれでした。笑
ナイトメアの曲って、咲人の歌詞が特になんだけど、とにかく鬱蒼としてる。退廃的。刹那的煌き。悪く言えば厨二的。
でもその暗い世界観の中にどこかまだ希望を持ってて、絶望しながらも光を見つけていく…みたいな。特にリヴィドはそんなように聞こえる曲が多い気がする。(個人的な意見ね)
なんていうか、すっごく好きだったんだよな、彼らのことを。
でもなんとなく忘れてた。
それを思い出させてくれる、いいきっかけになった。
だけども、彼らも一旦11/23をもって活動休止。
にーやが「あと何回この景色を見れるんだろう」って言った時、すごく胸にくるものがあった。
NOT THE END
終わりじゃない
だけど、永遠でもない。
すべてのものに始まりがあり終わりがある。
私は、彼らが「必ず帰ってくる」と言った言葉を信じます。
また元気で帰って来たときに、やっぱりナイトメアのライブは楽しい!って言いたいから。ニワカだけど。
あと、咲人さんの美しいご尊顔を拝みたいしね!!
11/23の「活動休止前」ラストライブ、成功を祈っています。